こんにちは 札幌 『円山公園駅』３番出口東隣り
プライベートエステサロン 「パーソナル サロン Cocoro」　オーナー 新田です

先日、朝の情報番組  を見ていた時の事。
最近は化粧品の「成分買い」がトレンドだという話題を提供していました
大きなコスメショップ等では、「ビタミンC」とか「レチノール」とか成分ごとで商品を陳列し選べるコーナーが有るそう
最近は特に、夏の猛暑による紫外線ダメージを気にしてか「ビタミンC」とくに人気なんだとか

番組内で一番売れている商品として、某製薬会社の１点千円前後で購入できる薬用の
ビタミンCの化粧品シリーズがもの凄く人気だと取り上げていたので
（一応、商品名は伏せますが知りたい方は個別に質問してください　笑）ちょっと成分を検索してみました

その某化粧品メーカーの、ビタミンC化粧水の公式HPから
全成分が載ってるサイトをスクショしたものがこちら商品名やメーカーは削除しています

一見すると、ビタミンCが最初に載っていて効果ありそう… そう思う方も多いかもしれませんが
化粧品って、薬用（医薬部外品）or 普通の化粧品扱いかで、原材料の表示のルールが違っています
一般的な化粧品は配合量１％以上の場合は、使用量の多い順に記載しなければいけないというルールがあるのですが
薬用化粧品だと、有効成分を分けて明記するルール。それ以外の原材料は順不同でという事になっています
･･･っという事は折角「成分買い」するつもりが、お目当ての成分はホンの少しって事も考えますし
どんな成分が・どのくらい配合されているか見極めるのは困難
有害な成分を把握でき、成分に詳しい方じゃないと、見極めは難しいのではないかと思います

ちなみにこちらの化粧品だと、「あくまで私見ですが」
上部にグレープフルーツエキスやレモンエキスがありますが
恐らく配合量が少ないので、エタノールやフェノキシエタノールで防腐していると思われますし
化粧品なのに肌に蓋をするポリマー材も何種も入っています
何も知らないと「ツルツルになった」と錯覚しやすいですが
分かりやすい表現を使うと、お皿にラップを貼ったようなツルツル感なので
皮膚呼吸がしにくくなりお肌の栄養不足になりやすいと思います
また香料やエデト酸塩なども指定成分ですので正直お勧めしない成分ではあります
そうなってくると、折角のビタミンC入りの美容液もマイナス要素の原料ばかりで台無しだと思うのです

…確かに千円位の商品でとなると、有害なものも多く入っている場合も有るでしょうけれど
「成分買い」されるのであれば、良い成分だけを見るのではなくて
「有害な成分は入っていないか」こちらを学んで選んでいった方が、よっぽど結果は付いてくると思います
だって、良いことは聞かなくても教えてくれるのですから。

ちなみに、かなり昔に書いたブログですが、私が極力避けている成分と理由をまとめたので興味がある方は参考にされて下さい
ノーファンデ主義！ Cocoroが避けてる成分アレコレ

お化粧品って、薬用だと効きそうなイメージは強いですし勿論良い商品も多いと思いますが
きちんと表示の仕組みや原料を知っていないと良い商品か見極めが難しいですし
逆に化粧品メーカーによっては、薬用の枠に収めてしまうと
納得できる商品作りが行えないと、敢えて医薬部外品指定をとらない場合もあると聞いたことがあります

また今って「オーガニック」とか「ボタニカル」とか「自然派」など
何となく安心そうなネーミングや宣伝をしている商品を手に取ってしまう方も多いですが
実際のところ、原材料を見ると突っ込みどころ満載な場合も多いですｗ
商品を選ぶ際は、流行りや魅力的な成分だけに注視するのではなく、全体をみるようにしていって下さいね

もし商品選びに迷ったり、不安な場合はご相談頂けたらと思います